言葉より、雰囲気で伝わることがある。「だいじょうぶ」を筆で書くひととき

筆文字「」だいじょうぶ」。薄ピンクのガーベラとともに。

うまくいかない日、なんとなく自分に×をつけてしまうような日。

そういうとき、心の中で思う言葉は、

だいじょうぶ。

以前はなかなか言えなかった言葉です。
でも、少しずつ、言えるようになってきました。

今日は、その「だいじょうぶ」を、いっしょに書いてみませんか。

目次

ひらがなで書くと、温度が変わる

漢字の「大丈夫」とひらがなの「だいじょうぶ」印象の違い。

大丈夫」と漢字で書くと、どこか力強く、しっかりした印象があります。

でも「だいじょうぶ」とひらがなで書くと、丸みを帯びて、ふわっとやさしくなる。

同じ言葉なのに、表記ひとつでこんなに温度が変わるんですね。

自分を励ます言葉として使うときは、ひらがなのほうがしっくりくる気がします。


漢字の「大丈夫」は事実を告げる言葉、

ひらがなの「だいじょうぶ」は心に寄り添う言葉。


そんなふうに感じています。


どちらも同じ言葉。
でも、受け取る温かさが違う。

言葉じゃなくて、雰囲気で伝わることがある

嬉しそうに微笑む女性、背景には、緑の木々が。

「だいじょうぶ」と言ってもらってほっとするのは、言葉そのものというより、そのときの雰囲気や空気感だったりします。

声のトーン、そばにいてくれる感じ、笑顔、間の取り方。
言葉は6文字でも、届くものはもっと大きい。

筆文字も、そういうものだと思っています。


うまく書けているかどうかより、書くときの気持ちや呼吸が、文字ににじみ出る。


だいじょうぶ」と書きながら自分に言い聞かせているとき、その気持ちごと紙に残る気がするのです。

うまく書けた字より、気持ちを込めて書いた字のほうが、なぜか伝わる。
筆って、正直ですよね。

筆文字で書く「だいじょうぶ」のコツ

筆文字「だいじょうぶ」の書き方のヒント。濁点は軽やかに、丁寧に、「い」はやや小さく。

ひらがな6文字。
ひらがなは、曲線が主役の言葉です。
書いているだけで、心がほどけていきます。

濁点(゛)は、ぽんぽんと軽やかに

「だ」「じ」「ぶ」の濁点は、ふんわり軽やかに打ちます。

重く書きすぎると言葉全体が沈んでしまうので、弾むように、ぽんぽんと。
でも、丁寧さも忘れずに。

「い」は、少し小さく書いて

2画のシンプルな文字ですが、他の文字より少し小さめに。
言葉の流れにリズムが生まれます。

「ょ」「う」は、余白を意識して

小さな字や丸みのある字は、力まずにゆっくりと。
内側に空気を通すように、余白を意識してみてください。

【書く前にひとつだけ】
6文字をひとつの流れとして、前の文字から次の文字へ見えない糸がつながっているイメージで。

書き始める前に、一度深く息を吐いて。
それだけで、文字がやわらかくなります。

自分への「だいじょうぶ」、わたしもまだ練習中です

大きなハートマークの前で、両手でOKを作っている女性。

心理学では、自分に優しい言葉をかけることを「セルフコンパッション」と呼ぶのだそうです。


失敗したとき、しんどいとき、大切な親友に言うように自分にも「だいじょうぶ」と言ってあげること。


でも、それがなかなか難しい。
わかってはいても、「甘えてはいけない」「もっとできるはず」という気持ちが先に来てしまう。


わたし自身も、まだ練習中です。
完璧に言えなくていい。
たまに言えたらじゅうぶん。


だいじょうぶ、って自分に言えた日は、それだけでもう、今日はよくやったと思います。

今日の一筆

筆文字「だいじょうぶ」のポストカード作品イメージ。元気な黄色の花を添えて。

だいじょうぶ」という6文字を、今日ゆっくり書いてみてください。

誰かに届ける前に、まず自分に。


書き終わったら、その紙をちょっと眺めてみてください。

あなたが書いた「だいじょうぶ」は、あなたにしか書けない文字です。
それだけで、じゅうぶんだいじょうぶ。

言葉より、雰囲気で伝わることがある。
だから筆で書く。

気持ちごと、にじませるように。

なぞり書きシートを制作中です

現在、この「だいじょうぶ」という言葉を、ゆっくりとなぞりながら心をほどいていただくための「なぞり書きシート」を、心を込めて制作しております。


完成しましたら、またこちらでお知らせしますね。
あなたの「だいじょうぶ」な時間に、そっと寄り添えるものになりますように。

わたぼうし
筆耕士
「ゆるく、楽しく、頑張らない」がモットー。自身の経験から、正しさよりも「心地よさ」の中で生まれる生きた文字を大切にしています。 さとう式リンパケアで身体を整えつつ、小筆や筆ペン作品を制作。小筆や筆ペンで綴る作品などはminneのショップで販売中です。
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