正解よりも「感覚」を信じて。60秒の呼吸ケアで、滞っていた毎日が巡り出す

なでる・ほぐす・循環する「60秒の呼吸ケア」の見出し。背景には手を優しく胸元で結ぶ女性。

「深呼吸してもなんだかスッキリしない…」

そんな経験、ありませんか?実は私もそのひとりでした。

呼吸法に興味を持って調べてみたものの、いざやってみると、

これで合ってるのかな?

とモヤモヤ。

今も試行錯誤の途中です。

でも、そんな中でひとつ気づいたことがあります。

呼吸法を変える前に、まず“呼吸に使う筋肉をほぐす”という準備が必要だったということ。

これを知ってからは、呼吸のたびに感じる空気の入り方が明らかに変わりました。

今回ご紹介するのは、「自律神経が整う60秒魔法の呼吸法」です。

「さとう式リンパケア」の考案者・佐藤先生が教えてくれた呼吸法をもとに、私が実際に試してみた体験をまじえた内容です。

【大切なおねがい】
ここで紹介するケアは、私が実際に試して心地よいと感じた「体験」のお裾分けです。

医療行為ではありませんので、効果には個人差があります。

「心地よさ」を最優先に、お身体と相談しながら無理のない範囲で試してみてくださいね。

痛みがある方や通院中の方は、まずは専門の先生にご相談されることをおすすめします。

目次

まず”呼吸に使う筋肉”をほぐす3ステップ

女性が胸にそっと左手を置いている。

呼吸法を変える前に、まず固まった筋肉を緩めておくことから始めます。

私たちは、そもそも呼吸ができていないのだそう…。

まずは佐藤先生の動画を見ながら、手を動かしてみてください。

『なんとなくやってみた』くらいの気軽さが、ちょうどいいと思います。

自律神経を整える60秒魔法の呼吸法

動画の手順】

ポイントは「認知する」こと。最初は「そんな気がする」だけでも十分です。

① 胸の前側を撫でる
胸の中央から脇にかけての筋肉(大胸筋)を、手のひらでゆっくり撫でます。次に、わき腹に沿って肋骨と肋骨の間の筋肉(肋間筋)を撫でていきます。


② 背中の脇側を撫でる
脇の下から腰にかけて広がる背中の筋肉(広背筋)も同様に、手が届く範囲でゆっくり撫でます。


③ 鎖骨の下をほぐす
鎖骨の下あたりを指先でやさしく引っ張るようにほぐしてから、さっと撫でます。(ここには小胸筋という小さな筋肉があり、ほぐすと肩がぐっと楽になります。)

片側ずつやると、やった側だけ空気の入り方が変わるのを実感できます。

ぜひ左右で比べてみてください。

「正解」を探すのをやめたら、体が応えてくれた

水の中にそっと指を置いてみる。そこに広がる水の波紋。

動画を見られた方はおわかりのように、さとう式のケアはとてもシンプルなんですよね。

ですが、最初は、「本当にここで合っているのかな?」と、図解や動画と自分の体を何度も見比べてしまってなかなか進まない。

でも、途中でふと思ったんです。正確な場所を追い求めるより、自分の感覚を信じてみようと。

そこで、指先に伝わる感覚だけに集中してみました。

場所が少しずれていても大丈夫。

自分の体が『あ、今ここが心地よいな』と感じるポイントを優先してみました。

すると、微力すぎるほどの刺激でも、体はちゃんとそれを受け取ってくれることに気づきました。

その「微かな対話」が心地よくて、自然と肩の力が抜けていくのが分かりました。

自分が「楽器」になったような、胸腹式呼吸の感覚

筋肉をゆるめたら、次はいよいよ呼吸です。さとう式が提案する「胸腹式呼吸(きょうふくしきこきゅう)」に挑戦してみました。

吸う:胸をぶわっと膨らませるように

胸腹式呼吸の説明。吸うときは胸が風船のように広がるのを感じる。

吐く:胸の膨らみをキープしたまま、お腹だけを「ふーっ」と凹ませて吐く

胸腹式呼吸の説明。吐くときは胸を開いたままお腹から息を吐いていく。

正直に言うと、最初は戸惑いました。今まで経験したことのない動作に、息がスムーズに入っていかない感覚があったんです。

けれど、何度か繰り返すうちに。

あ、この感覚かも

と出会える瞬間がありました。

体感メモ

胸の前側をふんわりと広げるイメージを持つと、たくさん息が入ってくる感覚が持てました。

息がうまく入るようになると、自然と背中がスッと伸びて、姿勢もしゃんとしたんです。「今の私はまるで、ひとつの楽器になったみたいだな」と感じて、呼吸の大切さをあらためて実感しました。

呼吸は、幸せを「呼ぶ」こと。自分の中に作る「空間」と「循環」

女性が目をつむり微笑んで立っている。表情はすがすがしく美しい。背景には遠くに山並みが広がっている。

佐藤先生のお話の中で、特に心に響いた言葉があります。それは、「呼吸の『呼(こ)』は、息を吐くことではなく、幸せや空気を『呼ぶ』ことである」という教えです。

焦燥感に包まれているとき、私たちの心と体はキュッと縮こまって、余裕がなくなってしまいます。

でも、この呼吸法で胸をふんわりと広げると、自分の中に新しい「空間」が生まれます。

空間ができると、そこには必ず『余裕』が生まれます。

そして、たっぷりの空気が入り込むことで、全身に心地よい『循環』が始まりました。

「正しさ」で自分を固めるのではなく、「循環」させていくこと。それが、自分を健やかに保つために何より大切なことなのだと、体を通して教わった気がします。

まとめ

一日60秒、自分を愛でる時間を。女性が夕日を背にすがすがしい表情で腰に手を当ててしっかり立っている姿。

自律神経を整える呼吸法は、難しいテクニックよりも「体をほぐす→横隔膜を使って呼吸する」というシンプルな流れが基本です。

完璧にできなくてもOK。気が向いたときに、今日紹介したほぐしの3ステップから試してみてください。

一度でも「あ、空気の入り方が違う」と感じられたら、大成功です!

このケアはご自身の判断と責任において、心地よい範囲で行ってくださいね。


ここだけは持ち帰って!

「心地よさ」をセンサーにする

正しい場所よりも、自分の感覚が「心地よい」と感じる場所を大切に。微力な刺激でも、体はちゃんと応えてくれます。

自分を「楽器」として整える

胸を広げてスペースを作ることで、自然と背筋が伸び、心身のチューニングが整います。

「循環」こそが、心の余裕を作る

呼吸で自分の中に「空間」を作り、新しい風を呼び込む。その循環が、焦燥感を解き放つ鍵になります。

わたぼうし
筆耕士
「ゆるく、楽しく、頑張らない」がモットー。自身の経験から、正しさよりも「心地よさ」の中で生まれる生きた文字を大切にしています。 さとう式リンパケアで身体を整えつつ、小筆や筆ペン作品を制作。小筆や筆ペンで綴る作品などはminneのショップで販売中です。
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